詰め込み教育
ゆとり教育とは一体どのような教育のことであるかというと、これは実は正式な用語ではないのですが、子ども達が詰め込み教育による焦燥感を感じないように、各自が持っている多様な能力を伸張させることを目指す教育理念のことをいい、これが学力低下に繋がったとされている説が多いようです。
文部科学省が全国の小学5、6年生約21万人と中学生約24万人を対象に実施した「学力テスト(教育課程実施状況調査)」の結果、ゆとり教育での学力定着度をみる初のテストでは、問題全体の約3割が前回と同一のもので、正答率が前回より良かったものが約43%に上り、学力低下の心配はないという発表がされています。
そもそもゆとり教育とされるヨーロッパの学校では日本やアメリカの学校に比べて体育、家庭科などの授業が少ないそうです。音楽や芸術なども選択式がほとんどなので、同じ週休二日制でも基礎科目である国語・数学の授業時間においては日本を上回るので学力低下の心配がないという事実があるそうです。
ゲームやネットに熱中して寝不足、または朝食抜きで集中力にかけた子供が増え、落ちこぼれが問題になってゆとり教育が推進されてきた背景があります。そこで学力低下不安に駆られた親は塾へ駆け込み、塾では受験技術を徹底して詰め込みます。これに疲れた子どもたちはゲームなどで夜更かしをするという悪循環・・これは親や教育者の意識改革なしにはたちきれないといえるでしょう。